漆喰について

漆喰

Q1
漆喰とはどんなものですか?
A1
石灰岩が主成分です。石灰岩は海の底で積もった貝殻やサンゴの死骸などが蓄積して石になったものです。その成分はカルシウムです。これを高温(1500度)で焼いて、生石灰というものにします。これに水を加え水和反応をさせれば消石灰(水酸化カルシウム)になり、これにスサ(麻などの繊維)やぎんなん草(海草)を混ぜたものが漆喰です。無添加の漆喰はこれらを独自に配合し、開発した商品です。漆喰に水を加えて壁に塗りつけると、乾燥して空気中の二酸化炭素と化学反応し、再び元の石灰岩に戻ります。つまり、石灰岩を壁にコーティングしたようなものです。
Q2
漆喰は特別な材料なのですか?
A2
もともと、日本の住宅や建物の壁は、外壁も内壁も、土や漆喰で塗られていました。耐火性、耐久性も高く、古くから城や土蔵にも使われました。(例えば姫路城や倉敷美観地区の白壁など)世界中で古くから使われ、約5000年前のエジプトのピラミッドの壁、古代ギリシャの建築物、また、万里の長城のレンガのつなぎ材として使われてきました。現在は、調合や現場での水練りなどの手間と時間がかかる為、敬遠される傾向にありますが、再び見直されはじめています。

白い壁

Q3
白い壁はよごれませんか?
A3
ビニールクロスの上にカレンダーや額、時計などを長期にかけていると、その周りが黒ずんで汚れてしまった経験はありませんか?化学接着剤を使わない漆喰を使っている無添加住宅の場合は、こんなことにはなりません。漆喰の成分の炭酸カルシウムは静電気をためない安定した物質といわれています。固まるときに水分が抜けた気泡のような穴がたくさんあり、そこに化学物質が一旦吸着され、ゆっくりと二酸化炭素に自然分解して消えていきます。その為、ほこり等が付きにくく、汚れずその白さを長期に保てます。
Q4
漆喰はどこに使っていますか?
A4
無添加住宅のコラボハウスでは、外壁・内壁・天井とほぼ家の全体にわたって漆喰を使います。
Q5
漆喰の耐久性は?
A5
漆喰は、石灰岩と同じ成分なので固まった時から、石や岩と同じようにゆっくりと風化が始まり、何百年でももちます。エジプトの王家の谷の墳墓の中の漆喰は、5000年以上真っ白のままです。
また、漆喰はアルカリ性なので、カビを抑制する力もつよいんです。

漆喰の耐火性

Q6
漆喰の耐火性は?
A6
1200度の熱でも燃えません。燃えてもダイオキシン類を発生することもありません。昔の城や蔵が漆喰で塗られていたのも漆喰が火に強いからなのです。
Q7
漆喰には化学物質は入っていませんか?
A7
市販されている漆喰の中には、表示義務のない化学物質が入っているものがあります。(表示義務がなくても無害という事ではありません。)無添加住宅のオリジナル漆喰は、有害な化学物質など添加物を一切加えず作った、完全無添加な漆喰です。バーナー実験を体感下さい。添加物が入っているかどうかは、焼いて、臭ってみるとわかります。
Q8
漆喰が汚れたら?
A8
ちょっとした汚れは消しゴムで消すか、カッターナイフで削って消します。汚れた部分を紙やすりで削ってもOKです。全体に汚れた場合は薄めた漆喰をローラーなどで塗ってきれいにします。これらはお客様自身で手入れすることが可能です。天然素材は、年数を経るとそれなりに馴染んでくるよさがあります。実験で体感下さい。

内部の漆喰壁

Q9
内部の漆喰壁と柱の間に隙間ができますが大丈夫なのですか?
A9
漆喰と材木の間にはほとんど必ずといっていいほど隙間ができます。それは無垢の木材が縮んだことによるもので、決して欠陥ではありません。漆喰は仕上げ材なので、隙間風が入ったり、壁全体がはがれ落ちたりすることはありません。この隙間が気になるという方は漆喰の粉とフエキ糊を混ぜて隙間を埋めてください。
Q10
漆喰の色は白だけですか?
A10
漆喰自体の色は純白以外にありません。しかし、黄土やベンガラなどの天然着色料を加えて、黄色や茶色、赤味がかった色をつけることが出来ます。現場塗りをする材料ですから、多種多様な造形をつくることが出来、塗り方によって、くし引、うろこ塗りなどの独自の味わいある模様と質感を楽しむこともできます。

漆喰はすぐに割れる

Q11
漆喰はすぐに割れると聞いたのですが大丈夫なのですか?
A11
「無添加住宅」も開発した当初は、ひび割れに悩まされました。 材料に砂糖、塩、醤油、コーヒー何でも混ぜて実験してみました。残念ながら成分は秘密ですが、安全性を考えて、食べられるものしか入れてない点が重要なポイントです。オリジナルの漆喰は一度塗りしただけでOK。紙のように曲げても、割れにくいんですよ。
Q12
漆喰と珪藻土の違いは?
A12
珪藻土は、古くから使われている伝統ある素材のように思われていますが、ほんの20数年前ほどから使われはじめたもので、内装材に使用されているのは、日本だけです。漆喰と珪藻土の大きな違いは、漆喰はそれ自体が固まる性質や抗菌性を持っているのに対し、珪藻土にはその性質が無く、仕上材に使用するためには、固化材(接着剤)や防カビ材などの補助的物質が必要になってくる点です。そこで問題になってくるのが寿命や安全性です。固化材が劣化すれば珪藻土はバラバラになってしまう可能性があるし、防カビ材など配合物質がシックハウスの原因になる可能性もあるということです。 また、アスベストと同じ分子構造を持つ珪藻土は現在、安全性が立証されていないことからドイツやアメリカの一部の州で使用禁止になっています。肺気腫を引き起こすともいわれるアスベストと同じ構造を持つ珪藻土だけに仮に使用する際には、十分な注意が必要です。